園長だより

年中さんが作るお楽しみ会食・・3月11日(火)曇り

 

東日本大震災の日から、早いもので14年。あの日、幼稚園では、午前中に「思い出コンサート」が行われ、降園後のあの時間は翌日の「年中さんが作るカレー」の準備をしていました。2便の園バス待ちの子を園庭に避難をさせ、暖をとり食べるものを確保しつつ、保護者の方のお迎えを夜遅くまで待ったあの日が目に焼き付いています。改めて、あの震災、そして原発事故関連で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

さて、きょうは、何と!年中さんが、年長さんの卒園を祝い、たくさんのアリガトウを込めて「お楽しみ会」を行ってくれました。今日のために、壁飾りや、お店屋さんの飾りを準備していました。そしてなんと!お料理も・・・本日のメニューは、具沢山味噌汁とゼリーです。ゼリーは昨日から仕込んでいましたよ。

文字に色を塗り、たくさんの絵をかいて壁を彩ってくれました。

きょうは、味噌汁つくり。包丁の使い方をよーく聞き、見て、切り始めました。真剣なまなざし。皆、薄く上手に切っていました。

こんにゃくはちぎりました。こんにゃくの膚触りを、存分に味わいました。

お肉とたっぷりのお野菜が入りました。「美味しくな~れ美味しくな~れ」

果物とクリームがのった、かわいらしい葡萄ゼリーも出番を待っています

手作りの自動ドアが開いて、年長さんの入場です。この自動ドアも年中さんの思いがこもったドアです。

「いらっしゃいませ「「いらっしゃいませ」「どうぞ・・」いろいろな言葉が行き交います。お店の飾りの折り紙もお手製ですよ。

いつもは年長さんがやってくれていたテーブルセッティング、そして憧れの「いただきます」の当番も真ん中組さんみんなで、張り切って行いました。「もうすぐもうすぐ年長さんだね」

味噌汁とゼリーが並びました。「美味そう!」

「美味しい?」「美味しい?」と年中さんが年少さんに何度も尋ねていました。可愛いね・・・頑張ったよね・・・。

先生が話す包丁の使い方の説明を、真剣なまなざしで聞く・見る姿、一生懸命包丁でお料理する姿、味噌汁が出来上がるのを、楽しそうに待ちわびる姿、力を合わせてテーブルを立てる姿・・・・・ほんとにほんとに大きくなったことを実感させてくれました。

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