池の川幼稚園は、隣接する成澤鹿島神社の森に抱かれた小さな幼稚園です。1964年の開園以来、【どの子にも友だちと自然な生活を】を教育理念に、教育をしております。
【どの子にも・・】という教育理念ですので、障害や発達に遅れのあるお子さんも、当たり前に受け入れて、子どもどうし・子どもと教職員どうし・教職員どうし・保護者どうし・保護者と教職員どうしが共に育ちあってまいりました。こうした育ち合いの中で、私たち教職員は、たくさんのことを学んできました。今ある子ども主体の集団編成や独自の教育課程・柔軟で自由なカリキュラムは、こうした学びから生まれてきたものです。
年長・中が一緒のクラスで、共に暮らす異年齢混合保育(縦割り保育)や、今、盛んにいわれているT・T(ティームティーチング・複数担任)は、1974年から実践し、その実績を重ねております。
どんなに時代が変わろうと、人間を育てるという営みは人間にしかできません。おさなごに、たっぷりと人間愛をそそぎつつ、ゆっくりと流れる子ども時間の中で、五感(視・聴・臭・味・触)と豊かな感情を育み、人間らしく生きていく根っこを育てております。
2012年3月。園児の卒園や進級を祝うライブが園内で行なわれました。出演は、ジャズサンバトリオの〚ぶらじる商会〛。その時に、園歌のない幼稚園へのプレゼントという事で、演奏してくれた〚いけのかわようちえんのうた〛の楽曲。リズミカルな音楽に子どもたちはノリノリでした。その後、在園児や卒園児に、「池の川幼稚園ってどんな幼稚園?」と問いかけて、でてきた【ことば】を繋いで歌詞が完成しました。
教育理念とめざすこども像
という3つの子ども像(人間像)をめざして日々の教育に取り組んでいます。
子どもは大好きな担任を土台に、友だちとつながり園生活をひろげていきます。
“子どもは本来、様々な年齢の子が混じり合った中で育ち合う”
“幼稚園にこどもを合わせるのではなく、子どもたちの姿を良く観て、子どもたちの声やことばにならない声を聴きとりながら、子どもとともに園生活を創りたい”
“子どもの発達要求を豊かに実現していくために、ひとつの固定した集団ではなく、質や量が異なる複数の集団を保障したい”
という考えのもと、年中・長児のクラスは、共に暮らす異年齢混合集団(縦割りクラス)になっています。ただし発達の特性を考えて、満3歳児と3歳児クラスは、年齢別クラスになっています。
※年中・長児クラスは、縦割りクラスでの活動同様、クラス内での横割り活動や他クラスとの合同の横割り活動(同年齢クラスでの活動)に取り組んでいます。
教員は経験年数が違っても、子どもの前に立ったら対等平等です。
各クラス担任・フリー・職員が相互に理解連携しあって“みんなで全園児をみる・関わる”というチーム保育を大切にしています。
子どもたちに寄り添いながらつくるカリキュラム
長年にわたる実践をもとに作り上げた教育課程と期案や月案を手掛かりにしながらも、その時期、その時のクラスの様子やひとりひとりのこどもの姿をよみとりながら、クラス担任が、作成する月案。それを教員一同の理解と連携の糧にして保育をしています。
園内どこでもあそび場、そして自然がいっぱいです。
いろいろなごっこあそびが生まれる室内空間、
あちらこちらに点在する思わずやってみたくなるアスレチックや遊具、
でこぼこの園庭、草花や虫たちと出会える原っぱや畑、
豊かな環境が子どもたちの心とからだを育てていきます。
先生とあそぶ
友だちとあそぶ
とことんあそぶ
時にはケンカもする
そして生まれる
人への信頼、やさしさ
そして育つ
自分への信頼
生きる世界のひろがり
思わずやってみたくなる遊具のアレコレ
各部屋のおもちゃや素材のいろいろ
年齢に応じて用意する道具の数々
多様な”もの”とかかわり
更に遊びがひろがる
ともだちができる
好奇心が育つ
世界がひろがる
デコボコ園庭を走り、寝転がる
土とあそぶ
雨の中を傘をさして歩いてみる
小鳥のさえずりに耳を澄まし
草花や虫を見つけて手にとって
小さないのちに触れる
畑を耕し収穫して食べる
四季を全身で味わい
自然からたくさんのことを学ぶ
そしてつくる自分の原風景
よりよい文化や芸術に出会うと
ステキな共感が生まれる
想像力と創造力が育っていく
生活を豊かにする
静かに心の栄養を貯える
園バスが2コースにわかれて走っています。
遠方の方(車で送迎される方)は、専用駐車場がありますので、そちらに停めて親子で安全に気をつけて歩いてきてください。
園バスご利用希望の方
コースの範囲内で受け付けておりますので、ご希望の方はお知らせ下さい。
(コースの詳細は、園にご確認下さい。地域によってはご相談させていただくこともあります)
バス利用費 | 月4,000円(8月分は除く) |
年間運行管理費 | 2,000円(申込み時に頂きます。) |
出席ノートにシールを貼ります(全年齢)。自分の持ち物のかたづけをします。
じっくり、ゆっくり、繰り返しのなかで自分で自分のことをまかなう力を育てています。これはより自由になるためのハードルです。
園内どこでも遊び場です。好きな場所でやりたい遊びに取り組みます。クラスを基盤にクラスの枠を超えた交流が生まれます。また、遊びのなかには、保育者の願いや意図を織り込んだ遊びや活動も入ります。
あそびは自由と学びの宝庫です。保育者は、時にはガキ大将になって一緒にあそび、時には母親のように見守り、時には科学者のように、子どもの発見や気付きに共感・共有しながら、信頼関係を築いていきます。
年長になると仕事としての動物当番が入り、クラス交替で行います。
いのちとの出会いを大切に、動物とふれあいながら楽しく責任を持って行う活動です。
自分が遊んだところを中心に、力を合わせてかたづけます。
存分に遊び込んだ充実感から、かたづけの必然性が生まれるので、まずは、たっぷりとあそぶことから、、。
お休みさんは誰かな?みんなは元気かな?etc、クラスの交流をはかります。
クラスや年齢別クラス(横割クラス)の仲間と共通のめあてを持って取り組みます。音楽・絵画造形・身体表現・集団あそび・お散歩… いろいろです。
遊びや生活が豊かになる課題選択をしております。自由を広げ、あそび力を高めるために、年齢に応じた技や物の使い方を知ったり、身につけることを大切にしています。
お弁当を先生やお友達と楽しく食べます。時には散歩先で、時には園庭で、時には年齢別クラスの仲間とも食べます。週2回は給食弁当(ワークスたんぽぽ手作り)です。
食欲は意欲の源です。何よりも楽しく食べることを大事にしています。
食べ終えた子から自分で『ごちそうさま』をして遊びます。
仲間との遊びが広がり発展する時間帯です。
みんなでかたづけ。砂場あそびの玩具はきれいに洗ってしまいます。Ⅱ期になると幼稚園中を分担しておそうじをします。
お手紙を配ったり、今日のことを話したり、明日のことを話したり、紙芝居、うた、etc、楽しい交流が生まれます。
明日への見通しと明日への期待を育てます。
行事は、日常生活(普段の生活)で育まれ、日常生活につながっていくハレの日(特別な日)
ハレの日の主人公も、やっぱり子どもたち
子どもたちとともに創り上げていく行事
子どもたちの心に伝わる行事に心がけて 取り組んでいます
入園式・卒園式・子ども夏祭り・お泊まり保育・運動会・クリスマス会・思い出コンサート等
遠足・鯉のぼり集会・七夕祭り・十五夜・節分・雛祭り・餅つき等
七夕祭り
親子ふれあいデイ・クラスの誕生会など
年に数回の園内での観劇会やコンサートがこどもの生活を豊かにします
月1回のジョイントお話会
※茨城キリスト教大学教授の原口先生と人形劇団パッペ主催者の松本さんのお二人で繰り広げるお話の世界素話・絵本・わらべ歌・ひとり人形劇・・・と毎回盛りだくさんな内容で楽しんでいます
筍掘り・栗拾い・芋ほり・芋パーティなど
募集人員 | 3歳児(3年保育)30名(2021年4月2日生~2022年4月1日生) |
4歳児(2年保育)10名 (2020年4月2日生~2021年4月1日生) | |
5歳児(1年保育)若干名 (2019年4月2日生~2020年4月1日生) | |
満3歳児「たいようぐみ」の詳細はこちら | |
満2歳児子育て支援「のんびりクラブ」の詳細はこちら | |
入園説明・見学 | 当園は、なるべく普段の教育の中で、ありのままの生活、こどもたちのこどもらしい表情、教師のかかわり等をご覧いただきたいと願っております。また、教育理念、内容等も丁寧にご説明したいので、1日5組限定の見学説明という方法をとっております。 下記の日時で行いますのでどうぞお子さんと一緒にいらしてください。 |
入園説明会日時 | 日にち:9月9日(月)、17日(火)、18日(水)、25日(水)、30日(月) 10月1日(火)、7日(月)、8日(火)、21日(月)、22日(火) 持ち物:上履き ※マスクの着用は個人の判断に委ねます ※体調が悪い時のご参加はご遠慮下さい。 |
入園説明会お申込み | 0294-35-6872 ※予約制の為、見学を希望する方は予めお電話でお申し込み下さい。 |
入園願書受付 | 2024年 11月 1日(金) AM10:00~12:00 定員に満たない場合は、その後も受け付けます。 願書配布開始日:2024年9月20日(金)~ |
面接について | 子ども理解とクラス編成の参考にするための、お子さん及び保護者の方との面接・面談です。日時は入園手続き後にお知らせいたします。 尚、面接時のお子さんの様子によっては、再面接を行うこともあります。 (お子さんの理解をより深めるため、保護者の方々とご相談の上行います) |
経費 | ・園児は1号認定の子どもとして認定を受けます。 ・保育料は、2019年10月より無償となりました。 ・実費負担分や上乗せ利用料は、別途頂きます。 |
園児バス | ・徒歩通園が難しい方で、バス通園を希望される方を受け付けております。 (ご利用場所・条件によっては、ご相談させていただく場合もあります) ☆料金:毎月4,000円(往復)又は2,240円(片道)利用者のみ頂きます。 |
預かり保育 | ・平日の午前8:30~9:00、保育後~18:00まで行っております。 ・長期休暇(夏・冬・春休み)は、お盆や年末年始休み等を省いた期日に行います。時間は8:30~17:00です。 ・いずれも別途料金がかかります。ただし、日立市から「保育の必要性の認定」を受けた方は、1日上限450円までの範囲で利用料が無償化されます。 |
その他 | 子育て相談や発達に遅れのあるお子さんの相談にも応じております。 いつでもお気軽にご連絡下さい。 |
集まれ!0・1・2・3歳児の親子!
のんびりと楽しくあそぼうよ
「根を養えば自ずから育つ」
人生の根っ子は、人生の最初の3年間(0・1・2)と言われています。
この時期、たくさんの人々から愛情のシャワーを浴びて、手をかけてもらい、声をかけてもらい、目をかけてもらうことで、人生の根っ子を太らすことができます。
コロナ禍の中で、更にこの思いを強くしました。
働く母親の子育て支援の一方で、家庭で子育てをしているお母さん方の支援が、もっと出来たらとの思いで、2023年度より、親子のんびりクラブの対象年齢枠を、これまでの2歳児から、0・1・2・3歳児のお子さんとその保護者に広げました。
ベテランのスタッフが、お子さんの年齢や発達に合わせた、楽しい遊びや活動を用意して待っています。親子で、たっぷりあそんだり、お母さん同士おしゃべりに花を咲かせたり・・・と、たのしいひとときほっとするひとときを過ごしてほしいと願っています。
~こんなこと、あんなことするよ~
・身近にある物が、おもちゃに変身
・おやつを作って食べよう
・ステキな物作り
・お散歩、手あそび歌あそび、絵本や紙芝居etc
募集受付 | ひよこ組(0~1歳):募集中 うさぎ組(2~3歳):募集中 開始は5月です |
対象児 | 0~ 3歳の就園前のお子さんとその保護者 |
定員 | ひよこ組:10組 うさぎ組:15組 |
実施曜日 | ひよこ組(0~1歳)の木曜日と、うさぎ組(2~3歳)の金曜日に分かれて実施します (期間は8月を省く5月~3月です) 午前9時00分~11時30分 |
場所 | 池の川幼稚園内 |
会費 | 月額500円 |
お問い合わせ | 0294-35-6872(土日を除く9~16時迄) お電話にてお願いいたします。園にいらして頂いても受付致します。 |
活動一部紹介 | いいものみっけ!のお散歩 |
新聞紙であそぼう | |
水あそび | |
クッキング(柏餅、肉まん、月見団子etc) | |
わらべ歌 | |
七夕短冊作り | |
ふれあいあそび | |
クリスマスリース作り | |
クリスマス会 | |
お正月あそび | |
お楽しみ会 | |
おひなさま作り |
満3歳になると1号認定児として、幼稚園に入園することができます。ただし当園では、集団編成上 9月からの受け入れになっております。
こどもを育てる環境が脆弱になる中、保護者の育児負担は大きくなるばかりです。こうした中で生まれてきたきりん組(登園前と登園後の預かり保育)は
といった場合に利用できます。専任の保育者と家庭的な雰囲気の専用の部屋で過ごします。
実施日及び利用できる時間 | |
保育のある日 | 登園前8時30分~9時、保育終了後~18時 ※夏休み・冬休み・春休み等の長期休みも実施いたします。 |
料金 | |
8:30~9:00 | 250円 |
保育終了時~15:00 | 400円(おやつなし) |
保育終了時~17:00 | 450円(おやつ あり) |
保育の無償化に伴い、新2号認定児*の利用額は無償になります。(上限あり) *市に就労証明書等を提出して認定された子 |
茨城キリスト教大学教授
元池の川幼稚園教諭
飛田 隆 先生
在園児や卒園児の保護者を対象に、学期に1~2回、お茶を飲みながら、子どものこと、幼稚園や学校のこと、自分のこと・・・等、ざっくばらんに語りあう(聞くだけでも大丈夫!)会です。アドバイザーは、茨城キリスト教大学教授の飛田 隆先生。キレの良い的確なアドバイスが好評です。
お母様の声
◎的確に優しくアドバイスをして下さるので、「やってみよう!」「そういう対応してみよう!」と思えます。
◎色々なお母さんの質問と飛田先生のアドバイスが自分にもとても役に立ち本当にありがたい会です。
◎本当に温和な先生で、お会いできてその空間にいるだけでもいいと思います。
◎とにかく素晴らしい先生!ざっくばらん に来ると分かります。
◎買い物の時「これ買ってと騒ぐ・・・」 「物が欲しいのではなく両親の愛情が欲しい」「兄弟がいれば1対1の時間を作るようにしてあげて」とアドバイスを頂き日々心にとめてできるだけ改善していきました。最近では本当に騒がなくなり、私も前よりもっと子供の事を考えたり愛情を注いだりできていると実感しています。アドバイスを下さった飛田先生のお陰です。
◎「習い事を嫌がるが途中で辞めさせると子供が投げ出す性格にるのでは・・・お友達と一緒に習い始めたから辞めずらい・・・」という質問をして「お母さんもダイエット、や習い事、ずっと続いている人どれだけおられますか。子供に嫌がる事を続けさせてると お母さんに言っても無駄 と、だんだんお母さんに言う事をやめ、子供の心が心配です。 どうしても嫌ならその嫌な理由を子供に聞いて、一緒に考えて、話し合って、辞める決断も必要。辞めた事で 将来投げ出す性格になる という事はありません。 自分の事を一生懸命考えてくれるんだ と子供は思います。 また半年や何年後かに同じ習い事をしたい と言った時には「自分から辞めるって言ったのに何言ってるの」と言わずに また始めるのもいいと思います。お友達の体裁よりも自分の子供の心を見つめてあげて下さい」とおっしゃって頂き、家族会議をひらいて 絶対にやめさせたくないという主人とも話し合いをし、習い事をやめる事にしました。 お友達と遊ぶ時間も増え、家族との会話も増えて なにより子供の表情が明るくなり、以前より何でも話をしてくれるようになりました。 親の思い込みで子供の心を見失わずに本当に良かったです。
障害の有無にかかわらず、より個別の支援を必要とする園児の保護者を対象にした会です。ざっくばらんの会のアドバイザーである飛田隆先生を始め、専門家や先輩のお母さん関係機関方々に来ていただきながら、個別な困りごとや悩みを出し合い分かちあったり進路を考えあったり・・・、とその年の参加メンバーに応じた取り組みをしています。
“人と人が支え合い、共に育ちあう”ことを大事にする保育・教育理念は、父母の会活動にも生きています。こども達の園生活を豊かにし、子どもがいるからこそ味わえる生活を保護者の方にも楽しんで頂きたいということで各々のおかれている立場や状況を思いやりながら「少しずつ力を合わせ無理せず頑張りすぎず楽しく」をモットーに活動しています。
役員はクラス委員・教養委員・のびろ委員で構成されており、各委員会が主体的に活動をしております。
父母会の運営・会報紙「イチョウの木」の発行・陶芸教室等の手作り教室やレクリエーションの企画運営・「卒園・進級記念 文集のびろ」の編集と発行、その他「やってみたい!!」という方が集まっての同好会(現在は、絵本同好会と花壇同好会)があり、楽しく活動をしています。
池の川幼稚園には、幼稚園としては珍しい同窓会があります。「卒園をしても みんな友達」「みんなで支えあって」をモットーに以下のような取り組みをしています。
5月・・遊ぼう会(小学1年生対象) 1泊2日の夏季キャンプ(小学3年生~6年生) 10月・・幼稚園の運動会参加
1月・・同窓会餅つき大会 3月・・新1年生と1年生の集い(学校ってどんなところ?)
会報誌「たんぽぽ」の発行 福祉作業所「ワークスたんぽぽ」の支援
その他 年に2回 同窓会主催のざっくばらんの会も行っています。
名称 | 学校法人のびろ学園 池の川幼稚園 |
住所 | 〒316-0033 日立市中成沢町2-8-29 |
TEL | 0294-35-6872 |
FAX | 0294-34-3027 |