長きにわたる「ジョイントおはなし会」や父母の会の絵本係から絵本同好会に発展した活動のあれこれをまとめて応募をしたら、何と!「令和7年度子どもの読書活動優秀実践園」として表彰されました。表彰式は、4月23日(水)東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで行われ、代表して参列してきました。25年余りにわたり絵本の修理・読み聞かせの「のびろ文庫」・貸出活動・勉強会等々活動して下さった多くの歴代のお母さんたちと在園児のお母さんたち。そしてボランティアでジョイントおはなし会を毎月実施し続けて下さっている茨城キリスト教大学の原口先生や人形劇団パッペの主宰者の松本さんたちの活動の賜物です。お陰様で、園生活を通して、多くの子どもたちや保護者の方が、絵本やお話の世界を楽しみ、読書の楽しみを培っていったことと思います。あらためて感謝申し上げます。資料として文科省に提出した概要と、県の推薦理由を下記に記します
(概要)
平成13年、父母の会に絵本の修繕・整理をしながら絵本を語り合う「絵本係」が誕生した。翌年に「ジョイントおはなし会」が始動し、毎月年齢に応じた絵本や素話の読み聞かせと人形劇をみる会が続いている。原口先生(茨城キリスト教大学教授)による絵本の勉強会も教員や保護者向けに実施している。絵本の楽しさが保護者に拡大、絵本係の絵本の読み聞かせと絵本の貸し出し活動をする「のびろ文庫」がうまれ、平成17年に「絵本係」から「同好会活動」に発展をした。「のびろ文庫」に加え、年度末の保護者からの卒園進級プレゼントにと、絵本を題材に人形劇やペープサート・影絵・劇等を創作上演する観劇会も恒例となった。月1回の「のびろ文庫」の読み聞かせ会で、園児はお母さん方の読み聞かせを楽しんでいる。コロナ禍の中で新たに野外での紙芝居上演も始まり継続している。このように25年余り続く「ジョイントおはなし会」や「のびろ文庫」の活動は、園の親子に絵本の楽しさといずれ自分で読む読書の道を誘う力になっている。
(県の推薦理由)
自主的に始まった「ジョイントおはなし会」「のびろ文庫」などの活動が、園児に絵本やお話の楽しさを伝えるとともに読書の扉を開く力になっており、自主的・主体的な同好会活動だからこそ、創造的な取り組みを生み出している。また、親子で楽しめる絵本の力を、多くの親子が実感できているとともに、保護者が、絵本を見る目や絵本を選択する目を、研修会や実際の園児への読み聞かせ活動時の園児の反応から学んでいる。今年度からは、外国籍の園児に日本語と英語がコラボする読み聞かせ、卒園児の保護者による絵本の研修会や読み聞かせ会をp始めるなど、その実践内容は推薦に値するものである。